リンパが流れるリンパ管は、全身に広がっています。各細胞の排水を担いながら、徐々に合流して静脈に注がれます。
特徴的なのは左右非対称なことです。
右リンパ本幹は、右上半身と右腕のリンパを集めて右静脈角(鎖骨の後ろ辺り)に注ぎます。
左リンパ本幹は、それ以外のリンパを集めて左静脈角に注ぎます。
リンパの流れの特徴とリンパダクトケア
このリンパの流れが左右で違うことは、日常では何の影響もありませんが、リンパを流す施術を行う上ではとても大切です。
リンパダクトケアでは、大きなリンパ管への施術を特色としていますからなおさらです。
この左右差を施術に取り入れることで、特に上半身のリンパを流す技術が大きく進歩しました。
むくみが取れて腕が細くなる、顔がすっきりして小顔になる、顔のくすみが取れて肌に張りが出る、などの施術後の変化は、リンパの特徴を捉えていないと発現できないと思います。
リンパはどうやって流れているの?
リンパ管は静脈と構造が似ています。
というのは、動脈のように液を送る為の専用の筋肉を持っていないのです。
逆流を防ぐ為の弁があるだけで、リンパを送る為のポンプの作用は周りの筋肉や内臓の運動に依存しています。
周りの筋肉が膨らんだり萎んだりする力を利用してリンパは流れているのです。
運動不足の方や、年齢とともに運動量が減ってきた方のリンパの流れが悪くなりやすいのはこのためです。
むくみや冷え、便秘、生理不順など、循環障害による様々な症状は多岐にわたります。
また、皮膚のたるみやくすみ、しわなど、アンチエイジングを目指す方にも重大な問題です。
じゃあ、運動すればいいの?
それでは、運動をすれば良いのでしょうか?
確かに適度な運動と、十分な休養をとれば非常に効果があります。
しかし、それが出来る環境の人はそれほど多くありません。
多くの人は、ストレスと生活に追われて、セルフコントロールがままならないのが現実ではないでしょうか?
それでもなるべく時間を見つけて、出来ればリラックスできるようなお好きな運動をして、運動不足の解消を心がけることは大切です。
さて、運動が大切だとしても、現実には仕事や家事などで疲れるほど運動しているにもかかわらず、循環障害に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。
運動不足は原因のひとつではありますが、それだけではないということです。
身体のコンディションや環境などの要因が、運動不足以上の影響を及ぼしているケースが多数存在します。
リンパダクトケアでは
リンパダクトケアでは、リンパの流れの滞りやすい場所、流れの大きな場所に作用させて強力に流れをつくります。
運動不足をはじめ、その他の原因でリンパの流れが滞っている場合にも、外からの刺激により流れを回復させます。
施術直後にも身体の変化を感じていただけますが、最も感じるのは次の日です。
そして、その後に運動をしたり、体を温めたりした時に、以前とは少しづつ変わってきていることをわかって頂けると思います。
これは、リンパの流れの重要なポイントへの刺激が引き出している身体の変化だと考えています。
是非、一度ご体感ください。